【2026年版】EC販促カレンダー|売上を最大化する戦略ガイド

EC(の競争が激化する現代において、年間を通じた戦略的な販促計画はビジネスの成否を分ける極めて重要な要素です。行き当たりばったりの施策では、持続的な成長は見込めません。

重要なのは、年間イベントや季節のトレンドを先読みし、「集客(トラフィック)」「転換率(CVR)」「顧客単価(AOV)」という売上を構成する3つの要素をいかにして最大化するか、という視点です。

本記事では、2026年の最新の祝日・イベント情報に加え、具体的な販促アイデアや実践的な戦略フレームワークを盛り込んだ「完全版」としてお届けします。

単なるイベントリストとしてではなく、貴社のECビジネスを次のステージへと引き上げるための羅針盤として、ぜひご活用ください。

本記事は2026年1月時点の情報に基づいて作成されています。祝日や各種イベントの日程は変更される場合がありますので、常に最新の情報をご確認ください。

【無料ダウンロード】2026年版 EC販促企画カレンダー(Excel/CSV形式)

本記事で解説した内容に加え、より詳細な月別イベント、各ECモールのセール情報、販促のヒントなどを一覧にまとめた「2026年版 EC販促企画カレンダー」を無料で配布しています。ExcelやGoogleスプレッドシートで自由に編集し、貴社独自の販促計画の立案にお役立てください。

目次

販促計画を成功に導く戦略的フレームワーク

効果的な販促計画を立てるためには、まずECサイトの売上がどのように構成されているかを理解する必要があります。売上は、以下のシンプルな方程式で分解できます。

ECサイトの売上 = サイト訪問者数(トラフィック) × 購入転換率(CVR) × 平均顧客単価(AOV)

年間販促カレンダーに沿って施策を計画する際は、常に「この施策は3つの指標のうち、どれを向上させるためのものか?」を意識することが重要です。これにより、施策の目的が明確になり、効果測定も容易になります。

各指標を向上させる具体的施策

指標目的具体的な施策例
サイト訪問者数(トラフィック)新規顧客や潜在顧客をサイトに呼び込む・SEO対策(コンテンツマーケティング、内部対策)
・Web広告(リスティング広告、SNS広告、リターゲティング広告)
・SNS運用(キャンペーン、インフルエンサーマーケティング)
・メールマガジン配信
・プレスリリース配信
・オフラインイベント(ポップアップストア出展など)
購入転換率(CVR)サイトを訪れたユーザーを購入に至らせる・サイトのUI/UX改善(ナビゲーション、導線設計)
・商品ページの最適化(魅力的な写真、詳細な説明、動画)
・レビュー・口コミ機能の充実と活用
・カゴ落ち対策(リマインドメール、ポップアップ)
・決済方法の多様化(後払い、各種スマホ決済の導入)
・期間限定クーポンや送料無料キャンペーン
平均顧客単価(AOV)顧客一人あたりの購入金額を引き上げる・クロスセル(関連商品の提案)
・アップセル(上位モデルへの誘導)
・まとめ買い割引、セット販売
・「あと〇〇円で送料無料」の表示
・購入者限定の次回使えるクーポンの配布
・ギフトラッピングサービスの提供

2026年の主要トレンドとビッグイベント

2026年は、消費者のライフスタイルと購買行動に大きな影響を与えるトレンドが目白押しです。これらのメガトレンドを的確に捉え、販促戦略に組み込むことができれば、競合他社に大きな差をつけることができます。

トレンド1:11年ぶりの大型連休「シルバーウィーク」

2026年は、5月のゴールデンウィーク(5連休)に加え、9月には実に11年ぶりとなる5日間のシルバーウィークが到来します。これは国内のEC市場にとって極めて大きな商機です。

  • 消費者インサイト:長期休暇を利用した旅行、帰省、レジャー、自己投資への意欲が大幅に高まります。「せっかくの大型連休だから、少し贅沢をしたい」という消費マインドも刺激されるでしょう。
  • アクションプラン
    • トラベル需要の喚起:旅行用品、アウトドアグッズ、ポータブルガジェットなどを特集した「シルバーウィーク特集ページ」を8月上旬には公開しましょう。
    • インドア需要の獲得:「おうちで楽しむシルバーウィーク」をテーマに、高級食材のお取り寄せ、ホームシアターセット、ボードゲーム、DIYキットなどを提案します。
    • SNSキャンペーン:「#シルバーウィークの過ごし方」などのハッシュタグキャンペーンを実施し、ユーザー生成コンテンツ(UGC)の創出を促し、エンゲージメントを高めます。

トレンド2:世界が熱狂する国際スポーツイベント

2026年は、冬季オリンピックからFIFAワールドカップまで、世界的なスポーツイベントが年間を通じて開催されます。

イベント名開催期間注目ポイント
ミラノ・コルティナ冬季オリンピック2月6日~22日日本選手の活躍が期待されるウィンタースポーツ
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)3月5日~17日侍ジャパンの3連覇への期待
FIFAワールドカップ6月~7月史上最大規模、48カ国が参加
第20回アジア競技大会(愛知・名古屋)9月19日~10月4日国内開催による高い注目度
  • 消費者インサイト:応援ムードの高まりは、関連グッズだけでなく、観戦体験を豊かにする商品への需要を喚起します。
  • アクションプラン
    • 応援・観戦グッズの販売:公式ライセンス商品だけでなく、チームカラーを取り入れたオリジナル商品や、パブリックビューイングで使える大型テレビ、プロジェクター、サウンドバーなどを訴求します。
    • インタラクティブな企画:優勝国予測キャンペーンや、試合結果に応じた割引セールなどを実施し、顧客との一体感を醸成します。
    • コンテンツマーケティング:各競技の見どころや注目選手を紹介するブログ記事や動画コンテンツを配信し、サイトへのトラフィックを増やします。

トレンド3:インバウンド需要の進化と越境ECの本格化

円安を背景に、訪日外国人観光客によるインバウンド消費は引き続き活況を呈しますが、そのニーズは「モノ消費」から、より質の高い体験を求める「コト消費」へとシフトしています。これに伴い、「インバウンド×越境EC」の循環モデルの重要性が増しています。

  • 消費者インサイト:訪日中に体験した日本の高品質な商品を、帰国後も継続して購入したいというニーズが高まっています。
  • アクションプラン
    • 多言語・多通貨対応:英語、中国語(簡体字・繁体字)を中心にサイトを多言語化し、主要な海外通貨での決済を可能にします。
    • 海外配送の強化:信頼性の高い国際配送サービスと連携し、送料や配送日数を明確に提示します。
    • SNSでの海外発信:ターゲットとする国で人気のSNSプラットフォーム(Instagram, Facebook, TikTok, Weiboなど)を活用し、現地のインフルエンサーと連携したプロモーションを展開します。

トレンド4:AIとライブコマースが変える購買体験

テクノロジーの進化は、ECの顧客体験を根本から変えつつあります。

  • AIコマース:生成AIを活用したパーソナライズド・レコメンデーションや、顧客一人ひとりに合わせた商品説明の自動生成、24時間対応のAIチャットボットなどが普及し、よりスムーズで満足度の高い購買体験を提供します。
  • ライブコマース:リアルタイムの動画配信を通じて、商品の魅力を伝えながら視聴者と双方向のコミュニケーションを図る販売手法です。商品の使い方を実演したり、視聴者の質問にその場で答えたりすることで、静的な商品ページだけでは伝わらない価値を提供し、高いCVRを実現します。
  • アクションプラン
    • まずは小規模でも、AIチャットボットやレコメンドツールを導入し、顧客対応の効率化と顧客単価の向上を目指しましょう。
    • 週に1回、特定のテーマ(例:「新商品紹介」「スタッフのおすすめコーディネート」)でライブコマースを配信するなど、定期的な実施を計画します。

主要ECモールのセールを制覇する

年間販促計画を立てる上で、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった巨大ECモールが開催する大型セールを把握し、自社の施策と連動させることは極めて重要です。これらのセール期間中は、モール全体のトラフィックが爆発的に増加するため、新規顧客獲得の絶好の機会となります。

ここでは、主要ECモールの2026年のセール開催予測をまとめました。自社のセールやキャンペーンをこれらの日程に合わせることで、相乗効果を狙いましょう。

Amazon セール年間スケジュール(2026年予想)

セール名開催時期(予想)特徴
初売りセール1月3日~7日頃福袋、新年特価、ポイントアップ
新生活セール3月上旬~中旬新生活向け商品が対象
新生活セールFINAL3月下旬新生活セールの最終版
タイムセール祭り毎月1回程度63時間限定、ポイントアップ
プライムデー7月中旬(7/10~13頃)プライム会員限定、年間最大級
プライム感謝祭10月上旬プライム会員限定
ブラックフライデー11月下旬(11/27頃~12月上旬)年末最大級セール
サイバーマンデー12月上旬ブラックフライデー後のオンラインセール
クリスマスタイムセール12月中旬~25日クリスマス向け商品

楽天市場 セール年間スケジュール(2026年予想)

セール名開催時期(予想)特徴
楽天スーパーSALE3月・6月・9月・12月(各月上旬)年4回、最大規模、半額商品多数
お買い物マラソンほぼ毎月(スーパーSALE月以外)買い回りでポイント最大10倍
楽天ブラックフライデー11月下旬ブラックフライデー期間限定
楽天イーグルス感謝祭11月楽天イーグルス関連
楽天大感謝祭12月中旬~下旬年末の大型セール
超ポイントバック祭不定期ポイント還元率アップ

楽天スーパーSALE 2026年予想日程

  • 3月:3月4日(水)20:00~3月11日(水)01:59
  • 6月:6月4日(木)20:00~6月11日(木)01:59
  • 9月:9月4日(金)20:00~9月11日(金)01:59
  • 12月:12月4日(金)20:00~12月11日(金)01:59

Yahoo!ショッピング セール年間スケジュール(2026年予想)

セール名開催時期(予想)特徴
超PayPay祭3月・7月・12月(各月1日~月末)年3回、最大規模
5のつく日毎月5日・15日・25日PayPayポイント+4%
ゾロ目の日毎月11日・22日クーポン配布
日曜日毎週日曜日ソフトバンクユーザー特典

au PAY マーケット & Qoo10 セール年間スケジュール(2026年予想)

モールセール名開催時期(予想)特徴
au PAY マーケットBIG SALE3月・6月・9月・12月年4回、最大45%ポイント還元
三太郎の日毎月3日・13日・23日auユーザー特典
Qoo10メガ割3月・6月・9月・11月年4回、20%OFFクーポン

月別販促カレンダー&実践アクションプラン

第4四半期(1月〜3月):新年の勢いを新生活商戦へ

年度末にあたるこの時期は、初売りセールから始まり、バレンタイン、ホワイトデー、そして春の新生活準備へと続く、EC事業者にとって非常に重要な期間です。

1月:初売りとセール終盤の戦略

  • 主要イベント:元旦(1日)、初売り(上旬)、成人の日(12日)
  • 販促テーマ:新年の挨拶、福袋、冬物クリアランス、新成人応援
  • アクションプラン
    • 福袋戦略:中身の見える福袋や、顧客が自由に組み合わせを選べる「選べる福袋」など、多様なニーズに応える企画で顧客満足度を高めます。
    • セール最大化:冬物セールを「最終処分」と銘打ち、タイムセールやセット割引を組み合わせることで、在庫の効率的な消化と売上の最大化を図ります。
    • 閑散期対策:1月下旬は売上が落ち込む傾向にあるため、春物商品の先行予約キャンペーンや、バレンタインに向けたティザーコンテンツの配信を開始します。

2月:ギフト需要の喚起と閑散期対策

  • 主要イベント:節分(3日)、冬季五輪(6日~22日)、バレンタインデー(14日)、猫の日(22日)、天皇誕生日(23日)
  • 販促テーマ:バレンタインギフト、自分へのご褒美、冬のスポーツ観戦、猫グッズ
  • アクションプラン
    • バレンタインの多様化:恋人向けだけでなく、「友チョコ」「自己チョコ」「家族チョコ」など、多様なターゲットに向けたギフト提案を行います。価格帯別のギフトガイドを作成し、選びやすさを向上させます(CVR向上)。
    • セット販売の強化:チョコレートとコーヒー、お酒とグラスなど、関連商品を組み合わせたギフトセットを提案し、顧客単価(AOV)の向上を狙います。
    • SNS活用:Instagramのギフト機能を活用したキャンペーンや、インフルエンサーによる「バレンタインギフト紹介」のライブ配信を実施し、潜在顧客にアプローチします(トラフィック増加)。

3月:春の需要を先取りする新生活応援

  • 主要イベント:ひな祭り(3日)、WBC(5日~17日)、ホワイトデー(14日)、春分の日(20日)、卒業・送別シーズン
  • 販促テーマ:ホワイトデーギフト、新生活準備、卒業・入学祝い、春物ファッション
  • アクションプラン
    • 新生活キャンペーン:家具、家電、インテリア、文房具などを対象に、「新生活応援セット」や「まとめ買い割引」を実施します。学生や新社会人向けのクーポン配布も効果的です。
    • 送料無料キャンペーン:大型商品が多くなるこの時期は、「全品送料無料」や「〇〇円以上で送料無料」キャンペーンが特に響きます。CVR向上に大きく貢献します。
    • コンテンツマーケティング:「新生活で揃えるべきアイテムリスト」「おしゃれな部屋作りのコツ」といったお役立ちコンテンツをブログやSNSで発信し、自然検索からのトラフィックを獲得します。

第1四半期(4月〜6月):大型連休とギフト商戦を制する

新年度が本格的にスタートし、ゴールデンウィークや母の日・父の日といった大きな販促機会が続きます。

4月:新年度の本格始動とGW準備

  • 主要イベント:エイプリルフール(1日)、入学・入社式(上旬)、昭和の日(29日)
  • 販促テーマ:新生活応援、春のアウトドア、GW準備
  • アクションプラン
    • エイプリルフール企画:ブランドイメージを損なわない範囲で、ユニークなジョーク商品を発表したり、SNSで面白い企画を実施したりすることで、話題性を喚起し、ブランドの認知度を高めます。
    • GWの需要予測:ゴールデンウィークの過ごし方(旅行、帰省、自宅で過ごすなど)を予測し、それぞれのニーズに合わせた商品カテゴリを強化します。
    • メルマガ活用:セグメント配信を活用し、顧客の過去の購買履歴に基づいてパーソナライズされたGWの過ごし方やおすすめ商品を提案します。

5月:母の日とGW商戦の最大化

  • 主要イベント:ゴールデンウィーク(2日~6日)、こどもの日(5日)、母の日(10日)
  • 販促テーマ:母の日ギフト、GWのレジャー・旅行、こどもの日プレゼント
  • アクションプラン
    • 母の日ギフト戦略:定番のフラワーギフトやスイーツに加え、「体験型ギフト」や「健康グッズ」、「趣味に関連するアイテム」など、多様化するニーズに対応します。4月上旬から早期予約割引を開始し、需要を先取りします。
    • 名入れ・メッセージカード:ギフトに特別感を加える名入れサービスや、オリジナルメッセージカードの同梱サービスは、顧客満足度とCVRを向上させます。
    • カゴ落ち対策:母の日直前は「駆け込み需要」が増えるため、カゴ落ちしたユーザーに対して「母の日のお届け、まだ間に合います!」といったリマインドメールを送信します。

6月:父の日と梅雨・夏需要の喚起

  • 主要イベント:FIFAワールドカップ(~7月)、父の日(21日)、ジューンブライド、梅雨入り
  • 販促テーマ:父の日ギフト、梅雨対策グッズ、夏のボーナス、結婚祝い
  • アクションプラン
    • 父の日ギフト戦略:趣味(ゴルフ、釣り、晩酌など)に特化したギフトセットや、健康志向のお父さんに向けた健康グッズ、在宅ワークで使える便利グッズなどを提案します。「お父さんのタイプ別診断」コンテンツも面白いでしょう。
    • 梅雨対策特集:レイングッズ、除湿機、部屋干し対策アイテム、防水仕様のガジェットなどを集めた特集ページを作成します。SNSで「#梅雨の快適な過ごし方」といった情報発信も有効です。
    • 夏の準備:7月の夏物セールに先駆けて、人気商品の先行予約や、夏物アイテムに使えるクーポンの配布を開始し、顧客の期待感を醸成します。

第2四半期(7月〜9月):夏本番から秋の大型連休へ

夏休み、お盆、そして11年ぶりのシルバーウィークと、長期休暇が集中するこの時期は、レジャー関連需要をいかに取り込むかが鍵となります。

7月:夏物セールとレジャー需要

  • 主要イベント:七夕(7日)、FIFAワールドカップ決勝(19日)、海の日(20日)、夏休み・お中元
  • 販促テーマ:夏物セール、お中元、サマーギフト、夏休み・旅行準備
  • アクションプラン
    • セール戦略:夏物セールを段階的に実施します(例:第1弾 30%OFF → 第2弾 50%OFF → 最終クリアランス 70%OFF)。これにより、顧客に複数回の来店を促します。
    • お中元・サマーギフト:個人間のギフトだけでなく、法人向けの需要も取り込むため、熨斗(のし)対応や手提げ袋の同梱サービスを充実させます。
    • SNS広告:水着、浴衣、キャンプ用品など、季節性の高い商品は、InstagramやTikTokなどのビジュアル重視のSNS広告で動画を用いて訴求すると効果的です。

8月:お盆の帰省需要と秋の準備

  • 主要イベント:山の日(11日)、お盆休み(中旬)、夏祭り・花火大会
  • 販促テーマ:帰省土産、お盆用品、夏の終わりのレジャー、秋物先行予約
  • アクションプラン
    • 帰省土産:手軽に渡せる個包装の菓子折りや、地域の特産品などを「帰省土産特集」として展開します。「うっかり買い忘れた方向け」として、即日発送対応をアピールするのも有効です。
    • 閑散期対策:お盆明けは売上が落ちやすいため、秋物の先行予約販売会や、「秋の夜長を楽しむ」をテーマにした読書グッズやリラックスウェアの特集を開始します。
    • 顧客データ分析:上半期の販売データを分析し、年末商戦に向けた商品戦略やプロモーション計画の策定に着手します。

9月:シルバーウィークと防災意識

  • 主要イベント:防災の日(1日)、シルバーウィーク(19日~23日)、アジア競技大会(19日~)、敬老の日(21日)、秋分の日(23日)
  • 販促テーマ:シルバーウィークの旅行・レジャー、敬老の日ギフト、防災グッズ、秋の味覚
  • アクションプラン
    • シルバーウィーク商戦:ゴールデンウィーク商戦と同様の規模で、旅行、レジャー、帰省、インドアなど、多様なニーズに対応する大規模なキャンペーンを展開します。8月のお盆明けからティザー広告を開始し、期待感を高めます。
    • 敬老の日ギフト:健康グッズやマッサージ機器、操作の簡単なデジタル製品、名入れの食器などが人気です。離れて暮らす祖父母へ直送できるよう、ギフト配送サービスを強化します。
    • 防災対策:9月1日の防災の日に合わせて、防災セットや非常食、ポータブル電源などを特集します。ローリングストック(日常的に消費しながら備蓄する)の考え方を紹介するコンテンツも有効です。

第3四半期(10月〜12月):年間最大の商戦期を勝ち抜く

ハロウィンから始まり、ブラックフライデー、サイバーマンデー、そしてクリスマス、年末セールへと続く、EC事業者にとって年間で最も重要な期間です。

10月:ハロウィンと年末商戦の序章

  • 主要イベント:スポーツの日(12日)、ハロウィン(31日)、運動会・学園祭
  • 販促テーマ:ハロウィン(仮装、菓子、パーティー)、秋の行楽、スポーツの秋
  • アクションプラン
    • ハロウィン:仮装グッズやパーティー用品だけでなく、かぼちゃを使ったスイーツや、ハロウィン限定パッケージの商品など、ライトな楽しみ方をする層にもアプローチします。
    • 年末商戦の準備:ブラックフライデーやクリスマスセールの企画を最終決定し、広告クリエイティブの制作や、特集ページの準備を完了させます。在庫の確保もこの時期の最重要課題です。
    • 顧客リストの整備:年末商戦で効果的なアプローチができるよう、メールマガジンやLINEの友だち登録を促すキャンペーンを実施し、顧客リストを増やしておきます。

11月:ブラックフライデーで需要を喚起

  • 主要イベント:文化の日(3日)、七五三(15日)、勤労感謝の日(23日)、ブラックフライデー(27日)、サイバーマンデー(30日)
  • 販促テーマ:ブラックフライデー、サイバーマンデー、冬の準備、勤労感謝ギフト
  • アクションプラン
    • ブラックフライデー:年間で最も割引率の高いセールとして、大幅な値引きや限定商品を投入します。11月上旬から「カウントダウン」企画や、セール対象商品を一部先行公開することで、顧客の期待感を最大限に高めます。
    • サイバーマンデー:ブラックフライデーからの流れを維持し、特にガジェットや家電、デジタルコンテンツなどのセールを強化します。オンライン限定の強みを活かした企画が有効です。
    • ギフト需要の取り込み:ブラックフライデーのセール品を「少し早めのクリスマスプレゼント」として提案し、ギフト需要を前倒しで獲得します。

12月:クリスマスと年末の最終決戦

  • 主要イベント:クリスマス(24日・25日)、大掃除、大晦日(31日)
  • 販促テーマ:クリスマスギフト、パーティー料理、お歳暮、おせち、福袋予約
  • アクションプラン
    • クリスマス商戦:「目的別(恋人へ、友人へ、子供へ)」「価格帯別」のギフトガイドを充実させ、顧客がプレゼントを選びやすくします。名入れや刻印サービス、高級感のあるギフトラッピングで付加価値を高め、顧客単価(AOV)を向上させます。
    • 駆け込み需要への対応:「クリスマスまでにお届け」の最終注文日時を明確に告知し、ギリギリまで購入を迷っている顧客の背中を押します。
    • 年末年始の準備:おせち料理や年越しそばの予約販売、大掃除グッズの特集、そして年明けの初売りで販売する福袋の先行予約を開始し、売上を翌年へと繋げます。

2026年 国民の祝日・連休一覧

祝日名日付曜日連休
元日1月1日
成人の日1月12日3連休
建国記念の日2月11日
天皇誕生日2月23日3連休
春分の日3月20日3連休
昭和の日4月29日
憲法記念日5月3日GW
5連休
みどりの日5月4日(5/2~6)
こどもの日5月5日
振替休日5月6日
海の日7月20日3連休
山の日8月11日
敬老の日9月21日SW
5連休
国民の休日9月22日(9/19~23)
秋分の日9月23日
スポーツの日10月12日3連休
文化の日11月3日
勤労感謝の日11月23日3連休

まとめ:2026年を飛躍の年にするため

2026年は、11年ぶりのシルバーウィークや数々の国際スポーツイベントなど、消費者の購買意欲を刺激する大きな追い風が吹く一年です。しかし、その機会を最大限に活かすためには、年間を通じた緻密な戦略と、迅速な実行力が不可欠です。

本記事で紹介した「売上の方程式(トラフィック × CVR × AOV)」というフレームワークを常に念頭に置き、月ごとのアクションプランを自社の状況に合わせてカスタマイズしてください。

そして、AIやライブコマースといった新しいテクノロジーの導入にも積極的にチャレンジし、顧客体験を絶えず進化させていくことが、競合との差別化に繋がります。

この販促カレンダーが、貴社の2026年のECビジネスを成功に導くための一助となれば幸いです。計画的に準備を進め、2026年を飛躍の年にしましょう。

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